TOEICの勉強をすると英会話には遠回り...

TOEICの勉強をすると英会話には遠回り…

TOEICの勉強をすると英会話を話せるようにならないというのはよく耳にします。
正確には遠回りになるという感じです。

まず、とにかくTOEIC専用みたいな単語を覚えなければいけないのが一番無駄です。

TOEICの500点までならこれ!という単語帳が手元にありますが、そこから一個単語を選んでみます。publishという単語がありました。これは出版するという意味なのですが、こんな単語は覚えても意味がないとは言いませんが、英会話の習得の優先順位で考えれば極めて低いです。

日本語で「出版する」という単語を何回言ったことがあるか考えてみてください。
出版業界の人でもなければ、30歳ぐらいの人で10回未満でしょう。

30年で10回も使わない単語は後回しにすべきです。

大学受験でたくさん時間をかけて勉強した人はpublishは簡単な単語とみなされているので知っている人が多いです。それにpublishを知らない人を見ると「そんな簡単な単語も知らないんだ、ふふ」とかなったりしますが、簡単な単語(試験でよく出るという意味)と会話でよく使う単語は全く別の話です。そしてTOEICは試験に出る単語で構成させれています。

例えば、この写真、英語で何というかわかりますか?

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メェンボーゥ

ではありません。
これは英語でcotton swabと呼びます。

さて、皆さんは綿棒は人生で何回言ったことがあるでしょうか。
30歳であれば300回ぐらいでしょうか。

30年で10回と300回なら、覚えるべきなのは圧倒的に300回の方です。

使わない単語で会話ができるようになるためには数が必要です。
それはドラクエでスライムだけ倒してLV99を目指すようなものです。

純粋にレベルを上げたいのであれば、経験値が高いものを得るというのが常套手段です。
そこをTOEICだと解決できないのです。

しかし、試験に出ないという理由で綿棒は覚えなくても良いみたいなことになっています。
またそのような教科書はほとんどありません。
(ちなみにこういう単語はBONDSのトラベルブースターという教科書で解決します!)

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話をTOEICに戻します。
単語は覚えることよりも、それを維持することの方が難しいです。
特に維持できないと、忘れたというストレスも加わるため疲労感がすごいです。

ではどう維持するかというと、使うのが一番です。
それか忘れられないレベルにまで暗記を繰り返すかです。

TOEICの場合は「出版する」みたいな日常会話で使い道がない単語が多いので暗記を繰り返すしかありません。無理に日常会話で利用しようと思っても、普段の会話の中で使うのには無理があります。

こうした日常会話で会話が弾まない単語(話が展開できない)は覚えたところで普段の会話の中でも使う機会に恵まれません。つまり普段の会話時間を延ばすことに貢献しません。

普段の会話時間が伸びなければいつまでたっても話せるようになりません。

普段の会話時間を延ばすことに貢献しないため、TOEICの学習をするのは日常会話の習得・練習からみたら遠回りなのです。もっと日常的に会話が弾む単語を覚えることができれば、より早い段階で会話を展開できるようになります。(ちなみに綿棒は一例で綿棒で会話がはずむというわけではありません)

確かにTOEICが必要な方もいらっしゃいますが、こうした点を考慮して勉強しないとTOEICの点数は上がったのに英語が話せない!なぜ!?みたいなことになるので注意が必要です。

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