英語が話せない理由 ② 中途半端な知識 その①

Mess free paint-3どうして英語が話せないかの2回目は「中途半端な知識」です。

前回のブログでも触れましたが、日本人の英語に対する知識は世界トップクラスです。しかし、世界トップクラスとは言え、残念ながらその多くの知識はとても中途半端(不確か)な理解の積み重ねによって出来ています。

ここでは絵の具を例にとって考えてみます。

日本人の多くの方は小学校や中学校の頃に絵の具を使った事があると思います。そうした中で、様々な事を学びました。例えば、赤色と白色を混ぜればピンクになる、赤と青を混ぜれば紫になる。しかし、基本的な混ぜ合わせ方を覚えていたとして「AとBを混ぜればたぶん○○色になる」みたいな不確かなものがほとんどなはずです。

そこで、例えば「茶色」を作りたいと思ったとします。通常茶色の絵の具があるのでそれを使えば良いのですが、ここでは他の色から作るとしましょう。

正解は黄色+赤+黒だそうですが、これは多くの人はわからないと思います。
多くの方は配合がわからなくても、茶色をどうしても作らなければいけないのであればイメージを頼りに茶色は肌色の濃い感じだから、肌色に黒を足して…とかそういう感じになるはずです。しかしそこに確信はありません。そのため、探り探り色を作る過程で「何色というか呼び方がわからない色」が誕生して、最終的に修正不可能な「謎の色」になっていまします。

多くの人の英語もまさにそういう感じです。

何かをどうしても英語で伝えたい。でも何て言えばいいのかわからない。昔の記憶を頼りに「自信はないけれど勉強した時はたぶんこんな感じだった」というところからアプローチをします。すると絵の具同様、些細なミスから最終的に自分も他人も何の話をしているのか、何が言いたいのかわからなくなってしまうのです。

例えば、had betterという文法がありますが、これをぼんやりと「〜した方が良いよ」というおススメの意味だと思っていると大変な事になります。(そもそも間違えて教えられている説も濃厚ですが…)

had betterはお勧めというニュアンスではなく「〜しないと大変な事になるぞ」といった、高圧的でかなり仲が良い相手を除いては通常使ってはいけない文法です。言われれば「何様のつもりで..」というリアクションをされます。

上記の様に不確かというものはそれが正しいか正しくないかも分からない状態です。最悪の場合は自分の想定とは違った意味になって相手を誤解させてしまうこともあります。またそうした発言の修正にはより高い英語力が求められるため、英語が苦手な人は通常修正ができません。そして伝わらなかった、パニックになったという経験が呪いの様にこびりついていきます。

こうした呪いは皆さんに不安を与え、間違えをしたくないという気持ちを強くさせ、どんどん英語がでなくなります。これが中途半端な知識がもたらす弊害です。

ですから自分の知識が中途半端(不確か)である可能性をしっかりと理解した上で、何が正しい、何が正しくないのかを基礎から確実に改めていく必要があるのです。そうすることでそれぞれの文法や単語の使い方が確実になり、英語が口から自信とともに出て来るようになります!

どんなに英語の勉強をした事があっても我慢して基礎から。それが英会話への近道です。
次のブログでは「中途半端な知識 その②」です!