【治安情報01】バギオやフィリピンって最近どうなの?

【治安情報01】バギオやフィリピンって最近どうなの?

最近、お問い合わせでよくあるのがフィリピンの治安についてです。

Yahooニュースなどにも取り上げらたたり、一部の方はご存知かもしれませんが、確かにここ最近はフィリピンで物騒な話がよく聞かれました。

南部ミンダナオ地方での政府による戒厳令とイスラム勢力との武力衝突、カジノ放火事件、保険金狙いの殺人事件(容疑者は日本人)などです。確かにこれだけ聞くと、ものすごく危険そうです…ですので、ここ最近の様子やそれぞれの事件のひとつひとつについてお伝えできればと思います。

まず結論から言うと、バギオの治安に変化はありません。
フィリピンの中でトップクラスに治安が良いと言われる治安レベルはそのままです。

最初にここ最近を賑わした三大事件について考えてみます。

(01)ミンダナオ地方での戒厳令とイスラム勢力

5月の末に南部ミンダナオ地方で、イスラム過激派が街を占拠して、フィリピンの大統領が激怒して戒厳令を出して制圧に乗り出すということがありました。写真の右はフィリピンのドゥテルテ大統領です。

最終的には米軍の支援を受けながらフィリピン軍が徐々に街を取り戻し、発生から3週間後に首謀者の兄弟が戦闘で死んだのを契機に解決に向かっています。ただ今回の地域は、40-50年も前から外務省から「渡航禁止勧告」が出ていたいわくつきの地域です。そのため、実際問題として現地での反応はまたミンダナオか…という感じで、全土でそこまで緊張感が増したというまでには至っていません。

ドゥテルテ大統領はセブ付近まで戒厳令を広げる旨のコメントもしていましたが、それ以降に類似の案件が出なかったことから、広げられることはありませんでした。

またBONDSのあるバギオから事件のあった地域までは900kmもあり(東京ー福岡と同じ距離)、文化も含め、ほとんど共通点がない地域です。


外務省:海外安全ホームページ

(02)カジノ放火事件

これもyahooニュースに乗りましたが、(01)の事件からちょっとした後に起きた事件です。ギャンブル依存症だった元公務員が、ガソリンをカジノにまいて放火するという事件が起きました。

事件発生直後にイスラム国が仲間がやったと声明を発表しましたが、フィリピン政府は「押し込み強盗でイスラム国とは関係ない」という会見を何度もやるなどの対応をしていました。

最終的には政府の見解が正しく、ギャンブル依存症だった元公務員の自暴自棄からの犯行だということがわかりました。政府は犯人の宗教はカトリックだったと繰り返し発表していたので、テロと誤解されないことを意識した対応をとっていました。

確かに事件としては残念な事件ですが、イスラム国にまつわるテロではなく、後に続く事件も起きていません。

(03)保険金狙いの殺人事件(容疑者は日本人)

フィリピンの観光地であるコロン島というリゾートで保険金狙いと見られる殺人事件が起きました。まだ事件は解決していませんが、容疑者は日本人で、日本で繰り返し映像が出たので覚えていらっしゃる方も多いと思います。

これは確かにフィリピンで起きてしまった残念な事件ですが、フィリピンの治安の良い悪いという話とは少し変わってしまいます。2度と起きて欲しくないなと思うばかりです。

今のバギオはどうなの?

バギオは特に変わりはありません。

事件の後に街で大きく警備が強くなったとか、そういうこともありません。
マニラのカジノの事件の後に生徒さんとのツアーでマニラの他のカジノを見に行きましたが、大きな警備の変更は感じませんでした。

確かに最近は事件が多かったですが、ミンダナオみたいな地域的に特殊なものを除いて、フィリピンの治安に大きな変化はないと思います。ですので、バギオは他の地域よりも安全というのもそのままです。

次回のブログでは「なぜバギオが外国人にとって安全か」という点について考えてみます。